モミジさんのプロペラ

春に新芽さんが芽吹いた後すぐに花を咲かせていたモミジさんの
木には種を抱いたプロペラさんがびっしりと付いています
出来たばかりのプロペラさんは緑色でしたが種が大きくなるに
従ってモミジさんらしく赤く綺麗になって来ました
種も大きくなってもうすぐ旅へと思われるかもしれませんが種が大きく
なっても旅立ちはまだまだで秋の紅葉が終わる頃に風に乗って
旅に出ますね ある研究によると風速5mの時に15mの高さから
種を落とすと50mも飛ぶそうですから動力無しのヘリコプターと
しては結構な飛行距離で動けない植物さんがテリトリーを広げるには
実に理にかなった仕組みと言えるかもしれません
今頃の種はまだ乾燥していないので飛ばしてもそんなには飛びませんが
風に乗ってクルクルと回りながら落ちる様子は自然の仕組みの素晴らしさを
感じる事が出来ますね
遠い昔から連綿と進化してこんな飛ぶ種になったのですがどうして
こうなったかはとても不思議で う〜んと唸ってしまう所です
モミジさんのプロペラですがこの子が出来る時期はショウブさん
カキツバタさんアヤメさんの花の時期でそろそろホタルさんの
時期でも有りますね この時期は24節気では芒種と呼んで
いて今の暦では明日(6月5日)ですね 大した観測手段も無かった昔は
こんな小さな身の回りの変化で細かい季節を感じ取っていたのですから
凄いです こんな所から現代の人が忘れてしまった事を思い返せる
様なそんな気もしてしまいますね
Photo by RICOH GR



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